中国外交部の楊潔チ部長と日本の高村正彦外務大臣は1日、両国政府を代表して日本政府の今年度の対中円借款に関する交換公文を取り交わした。日本の中国に対する低利子長期貸し付けは今回が最後となる。「新華網」が伝えた。
外務省の坂場三男外務報道官によると、今年度の対中円借款は460億円。中国の環境保護に関連する6プロジェクトにあてられる。日本政府の中国政府に対する円借款は、現在までに総計3兆2000億円に上るという。
日本の中国に対する円借款供与は、中国に対する政府開発援助(ODA)の一環として1979年から開始された。特殊な政治・歴史の背景から始まった互恵的な資金協力として、日本政府の対中円借款は、中国の経済と社会の発展に積極的な作用を果たし、同時に日本にも利益をもたらしてきた。
日本政府は2005年、対中円借款を2008年度までに終了させることを発表、2004年から対中円借款の額を削減してきていた。(編集MA)
「人民網日本語版」2007年12月2日 |