国家質量監督検験検疫総局(質検総局)の李長江局長はこのほど、北京で開催された国際食品安全ハイレベルフォーラムに出席し、「中国の食品の質は高く、安全性は完全に安心できるレベルに達している。中国輸出食品の検査合格率は長年にわたり99%以上を維持している。食品の安全性や製品の質は国際的な課題であり、人類が共同で注目する問題でもある。各国政府が協力を通じて、交流を強化し、問題に共同で向き合い解決することが必要だ」と述べた。
李局長によると、中国政府は「予防を主とし、大本を監督管理し、全プロセスをコントロールする」ことを原則として、輸出食品について企業と製造・栽培基地を対象とし、標準化を組み込んだ管理モデルを実施する。食品メーカーに対しては衛生状態の記録と分類管理を実施し、輸出食品の栽培基地には登録管理、疾病モニタリング制度、農獣薬残留監督制度などを実施している。また食品輸出企業を対象に「ホワイトリスト・ブラックリスト制度」を実施している。
今年上半期、中国で消費量が最も多かった食用油、油脂・油脂製品、アルコール、水産品、穀物加工品、飲料、肉製品、乳製品、調味料、デンプン・デンプン製品、砂糖などでは、検査合格率が軒並み90%を超え、肉製品では97.6%に達した。対米国輸出食品の合格率は99.1%、対欧州連合(EU)輸出食品は99.8%。今年7月に日本が発表したデータによると、昨年の対日輸出食品の検査合格率は99.42%だった。
「人民網日本語版」2007年11月27日 |