「中日文化・スポーツ交流年」中国側閉幕式が18日、東京国際会議センター大劇場で催され、約2000人の中日各界の友好人士、日本の高校・小中学校の教員と生徒、留学生代表が出席した。
崔天凱日本国駐在中国大使は閉幕式で国務院の温家宝総理の祝辞を代読した。挨拶の中で、「ここ一年らい、『中日文化・スポーツ交流年』では約300の豊富多彩なイベントが催され、両国国民の相互理解を大いに深めた。文化とスポーツの交流はゆっくりと流れる渓流のように、人びとの心を潤し、国民の心の中に植えつけられた友情の木を常緑の木に変えることになった」と述べた。
祝辞の中で、「中日文化・スポーツ交流年」は、両国政府が互いの友情と協力を深めるための重要な措置であり、その成功は両国国民の交流の中で重要な一ページを添えることになった。「中日文化・スポーツ交流年」には期限があるが、両国国民の交流は末永くとどまることがない。両国国民が密接に往来し、友情を受け継いで、中日戦略的互恵関係の促進に新たに寄与するよう心から祈るものであると述べた。
中央テレビ(CCTV)の銀河少年テレビ芸術団による踊り『俏花旦(美しく若い女形)』
日本の岩城光英内閣官房副長官は福田康夫首相の祝辞を代読した。その中で、当面、日中両国は戦略的互恵関係の構築を目指し、アジアと世界の平和、安定と発展のために、諸分野の協力をくりひろげている。そのため、両国国民の間の交流と相互理解を深め、広げることは重要である。文化・スポーツ交流年は両国国民、特に青少年のために交流の機会を提供するものであり、両国国民の相互理解は大いに深まった。この好ましい勢いが引き続き保つことができるよう期待していると述べた。
中国文化部の于幼軍副部長は中国側組織委員会を代表して挨拶した。中日国交正常化35周年にあたり、中日双方が「文化・スポーツ交流年」を催し、実り豊かで、波及効果のあるものとなった。今日の中国青少年芸術団の公演は13億中国国民のお祝いの気持ちがこめられたものであり、中日友好のための新たな一ページとして歴史に残ることになろう、と述べた。
于幼軍副部長は、「日中文化・スポーツ交流年日本側実行委員会」の御手洗富士夫委員長と日中文化交流協会に「文化交流貢献賞」を授与した。写真は協会を代表して表彰のメダルを受け取った協会常任理事、著名な女優栗原小卷さん。その後、中国青少年芸術団が素晴らしい公演を披露した。
「チャイナネット」2007年11月19日 |