新しいテレビドラマ「水滸伝」の撮影に向けた記者会見が29日、北京の釣魚台国賓館で行われた。中国の第五世代監督の呉子牛氏は「新しい『水滸伝』は前作を超える傑作となります」と自信満々。来年7月から撮影に入る予定で、配役にはウェブ上で行う投票結果も参考にするという。
記者会見には在中国日本国大使館の文化参事官や在中国韓国文化院の院長らも出席し、噂されていた日韓俳優の起用が事実であることを裏付けた。呉監督は「市場のグローバル化を考えてのこともありますが、俳優たち自身が『水滸伝』の魅力に引かれ自ら演じてくれるという部分も大きい。自国の古典文学のドラマ化が外国人の注目をも引く力があるということに誇りを感じています」と語った。だが監督の日韓の俳優に対する要求は厳しい。「翻訳されたものでもいいから、『水滸伝』の原著通読は必須。ドラマ製作班が開く文化講座にも参加してほしい。ドラマのせりふはもちろん中国語。これらは参加する俳優の必要条件です」。
写真:呉監督と俳優の聶遠さん 酒を飲み干し意気を上げる
「人民網日本語版」2007年10月30日 |