打ち上げ(24日)から7日間にわたって地球上の軌道を飛行している月探査衛星「嫦娥一号」は31日、4回目となる軌道変更(近地点での軌道変更としては3回目)を行う。軌道変更の成功後、嫦娥一号は地球から月へ移動するための軌道に入り、月への飛行をはじめる。新華社が伝えた。
北京宇宙飛行制御センターの朱民才主任によると、同センターの調整指揮の下、各観測制御ステーションと観測船は宇宙飛行中の嫦娥一号を計画通り確実に追跡しており、軌道変更前の準備作業も整っている。軌道変更が成功すれば、嫦娥一号は月へと向かう軌道に入り、114時間の飛行を経て、逆噴射ロケットを点火する近月点まで到達することになる。同センターでは、月への飛行中も、衛星の軌道を常時観測し、さらに2度か3度の修正を行う予定。(編集MA)
「人民網日本語版」2007年10月31日 |