嫦娥1号は29日午後6時前後に2回目の近地点軌道変更を行う。軌道投入後3回目の軌道変更だ。今回の軌道変更後に、衛星搭載の紫外線センサーがタイミングを見て地球と月に対するイメージングを開始する。北京宇宙飛行制御センターが明らかにした。
同センターの王也雋・チーフエンジニアによると、中国のUSB―VLBI総合軌道測定システムの各観測局、船舶、および4カ所の天文観測所は27日から、すでに嫦娥1号の追跡作業を始めている。受信した軌道データ、レベル信号を解析した結果、飛行経路・軌道は理論軌道とほぼ合致した。各パラメーターは衛星の各システムが良好に作動していることを示している。48時間周期軌道への投入後、衛星搭載の紫外線センターがタイミングを見て地球と月に対するイメージングを開始。月周回軌道に乗り次第、データを地球に送信する。
嫦娥1号は28日午後7時までに地球を5周した。96時間正常な飛行を続けており、作動状況も良好だ。
「人民網日本語版」2007年10月29日 |