国家林業局の関係者は24日、陝西省鎮坪県で野生のアモイトラ(華南トラ)が発見されたという報告について記者団の質問に答え、「国家林業局は専門家チームを組織し、現地において野生のアモイトラの生存状況を調査することを決定した」と明らかにした。
12日、陝西省林業庁は記者会見を開き、同省安康市鎮坪県城関鎮文採村の村民周正龍さんが撮影したトラの写真は、同庁の専門家の詳細な調査によりアモイトラであることが最終的に確認された、と発表していた。同地でアモイトラが見つかったのは43年ぶりのことであり、一部の専門家や市民が写真の信憑性に疑問を呈していた。
同関係者は「鎮坪県は歴史的にアモイトラの重要分布地の一つであり、近年の環境保護活動により、生態系はかなり回復している。野生動物の種類も増えた。2006年6月にもアモイトラの生存調査を行ったが、その時もアモイトラの痕跡を発見している」と述べている。
「新華ネット」2007年10月25日 |