国家航天局の李国平報道官は22日午後8時、月探査衛星「嫦娥(じょうが)1号」の打ち上げ準備状況と飛行予定について語った。
嫦娥1号は24日午後6時前後の打ち上げが予定されている。打ち上げが成功すれば、まずは地球上空の軌道上で3回の軌道変更作業を行った後、31日に地球から月へと移動するための軌道に入り、そのまま月へと向かう。11月5日に月の軌道に乗った後は、月面との距離を縮める制動作業を経て、探査活動に予定している周回127分の月軌道に入る。衛星は11月下旬に最初の月映像を地球に発信した後、約1年間の予定で月の科学観測を行う。
李報道官によると、今回の打ち上げには外国の宇宙局からの代表者も招かれて見学を行う予定。中国はこれからも「平等互恵、平和利用、共同発展」の原則を守って、宇宙開発分野の国際協力を進めていく。
月周回探査プロジェクトは、中国が独自に開発をすすめたハイテクプロジェクトで、中国にとってはじめての月探査活動となる。
「人民網日本語版」2007年10月23日 |