孫来燕・中国国防科学工業委員会副主任は16日、「中国政府網」のオンライン取材に対し「月探査衛星「嫦娥1号」はすでに打ち上げ施設に搬入されている。ここで一連の準備作業を行い、すべてが順調にいった場合、年内に打ち上げられ、月を目指すという中華民族の千年の夢が実現する」と述べた。
孫副主任によると、嫦娥1号の主要目標はやはり月の科学的測定にあり、月面の3次元撮影、土壌成分・厚さ分析、地球・月間の38万キロの環境測定などが行われる。日本の「かぐや」打ち上げの目標もほぼ同じで、中国国家航天局の代表団も打ち上げを視察した。孫副主任は「要するに宇宙探査とは人類共通のあこがれであり、追求だ。嫦娥1号が打ち上げに成功し、月周回を正常に終えた場合、これにより得られた科学データは世界中の科学者に享受され、研究に供される」と述べた。
「人民網日本語版」2007年9月17日 |