中国国務院は10日の会議で、宇宙開発に関する「第11次五カ年計画」を審議した。この計画は宇宙分野における中国初の総合的な発展計画。
会議の席上、曾培炎副首相は、「有人宇宙活動や月面探査、次世代の打上げ用ロケットの開発など重要な科学技術プロジェクトに重点的に取り組み、国際先進レベルを目指して、宇宙航空に関する科学技術の基礎能力を強化し、安全性が高く、使用寿命の長い宇宙航空用機器を生産し、宇宙活動の安全と成果の確保に努力していくべきだ」と述べた。
曾培炎副首相はまた、「投資主体の多元化を推進し、社会資金が宇宙開発産業の科学研究や生産、応用、サービスなどの分野に参入することを奨励する必要がある。そして、海外の先進的な宇宙開発技術を導入し、航空製品の海外市場を拡大し、国際的な宇宙開発協力に積極的に参加すべきだ」と強調した。
なお、この会議は、この計画の原則を基本的に了承した。
「CRI」2007年5月11日
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