中国共産党の第17回全国代表大会(党大会)は21日午前、第17期中央委員会と中央紀律検査委員会を選出し、第16期中央委員会の報告に関する決議、中央紀律検査委員会の活動報告に関する決議、党規約改正案に関する決議を採択した後、人民大会堂で成功裏に閉幕した。閉幕式では胡錦濤総書記が重要な演説を行った。演説の要旨は次の通り。
全代表の共同努力の下、今大会は先人の意志を引き継いで将来に道を開き、実情に即して実務を行い、団結の大会、奮進の大会となった。今大会で実施が確定した党大会代表の任期制は、党大会代表に新たな、そしてさらに高い要求を課すものである。われわれは全国代表大会の代表として、光栄ある使命と重大な責任を担っており、自己の神聖な職責を心に銘記し、模範としての率先的役割を十分に発揮し、党と国家の事業の発展に提案と献策を行い、功を立てて業績を残さなければならない。広範な党員の信頼と重大な期待に背くことがあっては断じてならない。
今大会は、中国の特色ある社会主義の偉大な旗印を確固不動として高々と掲げ、党が幾度もの艱難困苦を経て作り出した中国の特色ある社会主義の道と、その理論体系を一層大切にし、長く堅持し、不断に発展させ、「1つの中心、2つの基本点」の基本路線を常に堅持するよ全党員に呼びかけた。これはわれわれが前進の道においてあらゆる困難と危険に打ち勝ち、小康(いくらかゆとりのある)社会の全面的な建設という新たな勝利を力の限りを尽くして勝ち取り、中国の特色ある社会主義事業の新局面を切り開くための、根本的な政治的保証である。全党員は党中央の周りに結集し、科学的発展観を深く貫徹実施し、確固不動として思想の開放を継続し、確固不動として改革開放を堅持し、確固不動として科学的発展を推進し、社会調和を促進し、確固不動として小康社会の全面的な建設という雄壮偉大な目標を達成し、人民を率いて重要な戦略的チャンスをタイミングよく捉え、活用し、実情に即して実務を行い、鋭意進取に努め、第17回党大会が打ち出した各項目の任務を実行するために団結奮闘しなければならない。
写真(1):中国共産党の第17回党大会は21日、北京の人民大会堂で成功裏に閉幕した。胡錦濤総書記、江沢民前総書記のほか、呉邦国、温家宝、曽慶紅、呉官正、李長春、羅幹の各中央政治局常務委員が出席した。
写真(2):閉幕式を主宰する胡錦濤総書記
「人民網日本語版」2007年10月22日
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