中国人民対外友好協会、中日友好協会、中国国際貿易促進委員会などの団体による「中日国交正常化35周年記念レセプション」が27日、北京で開催された。中国側は温家宝総理、路甬祥・全国人民代表大会常務委員会副委員長、李貴鮮・全国政治協商会議副主席、宋健・中日友好協会会長、日本側は森喜朗元首相、村山富市元首相、さらに両国各界の代表約600人が出席した。 　　　　　　　　　

唐家セン国務委員は「35年前、両国の先代の政治家は戦略的決断を下し、中日国交正常化を実現し、中日関係に新たな１ページを開いた。35年来、中日関係には曲折もあったが、それを上回る発展があった。両国の政府と各界有識者の努力の下、中日関係はすでに正常な発展の道に戻った」と指摘。「未来を展望すると、中日関係の見通しは明るく、任務は重大でそれを達成するまでの道は遠い。中国は日本側と共に、両国関係の正しい方向をしっかりと把握し、中日関係の政治的基礎を確固不動として守り、引き続き『中日共同声明』など3件の政治文書に確定された原則を導きとし、『歴史を鑑（かがみ）として未来に向かう』精神に基づき、両国関係の長期的で健全な安定した前向きの発展を促していきたい」と強調した。

日本側を代表してあいさつした森・村山両元首相は、日中関係の明らかな好転に日本各界が深い喜びと安堵を覚え、これを支持していることを表明。「現在、経済・文化・スポーツ・友好都市・青少年などの分野で両国の交流と協力は順調に発展している。日本の新内閣の指導の下、日中関係が一層の発展を遂げ、日中友好が長く安定的に発展していくものと信じる。日中双方は共に努力し、日中間の3件の政治文書の各原則に引き続き従い、歴史を直視し、未来に向かい、両国関係のすばらしい未来を共に切り開いていくべきだ」と指摘した。

「人民網日本語版」2007年9月28日