中秋節に当たり、「同じ世界、同じ夢」-「永久の平和」陶磁芸術品の贈与式が北京宋慶齢氏の旧居で催された。ギリシア、カナダ、アメリカ、イギリス、オランダ、スウェーデン、オーストラリア、フィンランド、メキシコ、ロシア、韓国、日本、イタリアなど五輪を主催したことのある13カ国の中国駐在大使または大使館の職員は自国を代表してそれを受け取った。その後、内外の来賓は月見をし、中国の特色のある芸能を見学した。
「永久の平和」という陶磁瓶は、中国工芸美術界の大家である熊鋼氏によってデザインされ、青花技法を利用して梅瓶の形にし、中国陶磁芸術界の権威者である王錫良先生が瓶体に中国語で「永久和平」という字を書いた。瓶の一面に描かれた絵である古代ギリシアのオリンピアはオリンピック精神の誕生を象徴している。もう一面は中国の万里の長城であり、オリンピックの精神が世界で最多の人口を持つ中国に入ることを喩えている。陶磁瓶の肩の部分にはオリーブの枝の模様があり、世界の永久の平和を祈り、下部の松枝の模様はオリンピック精神がとこしえに栄えるという意味である。中国国家博物館は「永久の平和」陶磁瓶を収蔵する予定である。
今回の贈与式を主催した中国宋慶齢基金会の叱利群女史は「今回のイベントのテーマは『中華文化を大いに発揚し、国際間の友好を促進する』ということである。2008年オリンピック大会の主催国である中国は、このチャンスを生かして自らの優れた伝統的な文化を世界に示し、オリンピック精神を吸収し、それを受け継ぐことを願っている」と語った。
「チャイナネット」 2007年9月26日 |