中国の発展は日本に役立つ
記者:両国が経済交流を強める事実にどんな考えを持つか?
道上氏:貿易と投資において、中国と日本は深いつながりがある。日中両国は互いに半製品を輸出し、依存関係となった。中国にある日本企業は約1000万の職を提供した。中国の発展は脅威ではなく、チャンスである。中国は安定かつ透明な発展を維持し、アジアまた世界に役立つ。
記者:中国が日中戦争についてのテレビ番組を放送することをどう思うか?
道上氏:かつて、日本はアジア各国人民に甚大な損害と苦しみを与えた。歴史に対し反省を基礎にして、戦後60年を経てきた。もしテレビ番組の内容が歴史事実であれば、否認・反対する必要はないと思う。
第2次世界大戦の後、日本がナショナリズムの横行を許さず、戦争を否定し、世界各国の発展に貢献する国だったことは明らかだ。多くの国は日本の生活、社会、文化に対する認識を深めている。
記者:1年後に、北京五輪が開かれるが、日本は3回のオリンピック大会の経験がある国として、中国に対して、何か提案することがあるか?
道上氏:北京五輪の準備作業に敬意を示し、心からオリンピック大会のご成功をお祈りしている。失礼だが、中国は自国のオリンピックに熱中するだけでなく、心から他の国を歓迎するという試練に直面する。本国への応援はもちろんだが、試合相手に野次を飛ばし、国旗掲揚に敬意を表さない現象は、中国にとってマイナス評価になると思う。(ソース:21世紀経済報道 滕暁萌 翻訳:鄒トウ)
「東方ネット」より2007年9月19日 |