賈主席は、中日友好は結局は両国人民の友好であり、中日関係の発展は結局、両国人民が促進しなければならないと指摘、豊富多彩な交流活動を通して、中日両国人民の理解、友情と協力の橋をかけ、中日友好を新たなレベルに進めるべきだと述べた。
賈主席はさらに、次のように述べた。長期にわたり、華僑・華人は代々、刻苦奮闘し、事業を興し、居住国の安定と繁栄に、また居住国と中国の関係発展に重要な貢献をした。華僑・華人は代々、世界に目を向け、敢闘と進取の精神で、世界経済の発展のために独自の役割を果たしてきた。華僑・華人は代々、祖国を思い、故郷を愛し、中国の民族独立、国家の富強と人民の幸福のために優れた功績をたて、中華民族の歴史の輝かしい1ページを記した。中国政府と人民は永遠にこのことを忘れない。中国の改革・開放と近代化は華僑・華人の新たな貢献を必要としており、また華僑・華人に重要な発展のチャンスと広々とした舞台を提供している。華僑・華人が友好融和によって、居住国の発展と進歩を積極的に推進するよう、故郷を忘れず、中国の近代化に積極的に参加するよう、交流・相互参照によって、中華文明を積極的に広めるよう、また信義・善隣によって、中国人民と世界各国人民の友好往来を積極的に推進するよう希望する。
賈主席は次のように述べた。祖国の完全統一の実現は、国内外の中華の息子・娘の共通の願いで、また国内外の中華の息子・娘の共同の奮闘が必要である。目下、陳水扁当局は「国連加盟を問う住民投票」、「台湾の名義での国連加盟申請」など「台湾独立」に向けた分裂活動に拍車をかけ、台湾を中国から切り離そうと企て、台湾海峡の平和を著しく脅かしている。われわれは引き続き台湾工作の大方針を貫き、一つの中国の原則を揺るがず堅持し、平和統一への努力を決して放棄せず、台湾人民に期待を寄せる方針を変わることなく貫き、「台湾独立」に向けた分裂活動に妥協することなく反対し、両岸関係を平和・安定の方向へ発展させる。広範な華僑・華人が一層固く団結し、中華民族の根本的利益をしっかり守り、あらゆる形の「台湾独立」の分裂活動に断固反対し、両岸の人的往来と経済・文化交流をたえず促進し、祖国統一の大業の早期達成のために努力するよう希望する。
賈主席は、全世界の華僑・華人が歴史の新しいスタート地点に立ち、手を携え、世界各国人民と共に、一層すばらしい未来を開くために努力するよう呼びかけた。
冬柴鉄三国土交通相があいさつし、日本政府を代表して大会の開催を祝った後、次のように述べた。在日華僑は長期にわたり、日本の経済と社会の発展に重要な貢献をしてきた。日本民族と中華民族は共に「和」の精神を尊んでおり、今回の大会を通して全世界の華人と日本の相互理解と協力が増進されるよう希望する。日中国交正常化後35年、両国関係は急速な進展をみせ、いま一層の改善と発展のチャンスを迎えている。日本は中国との交流・協力を拡大し、戦略的互恵を強化し、両国人民に幸せをもたらし、アジアと世界の平和と繁栄のために共に力を尽くすことを願っている。
開会式の後、賈主席は主要な大会出席者と会見した。
今回の世界華商大会のテーマは「和合・ウィンウィンによって、世界に恩恵を及ぼそう」で、30余カ国・地域の3000人余りの華商が参加、これまでで最大の規模となった。大会期間中、交流会、ビジネス商談会やグループ討論会が開かれる。同時に、中国の文化芸術を示す中華博覧展のほか、2008年北京オリンピックと2010年上海万博関連の展示活動も行われる。
世界華商大会は2年に1回開かれる。1991年に初めてシンガポールで開かれ、その後中国、タイ、カナダ、オーストラリア、マレーシア、韓国で開催された。
同日、賈主席は神戸の中華同文学校と孫中山記念館を見学した。
(神戸9月15日発新華社) |