第9回世界華商大会が15日、神戸で始まった。中国人民政治協商会議(政協)全国委の賈慶林主席が開会式に出席し、「交流・協力を強化し、すばらしい未来を共に開こう」と題する重要演説を行った。
賈慶林主席は中国政府を代表して、大会の開催に熱烈な祝意を表し、全世界から集まった僑胞に親しいあいさつと祝福を送った。
賈主席は次のように述べた。中国は改革・開放政策実施後29年間で、世界的に注目される大きな変化をとげた。経済が発展し、社会が進歩し、諸民族が団結し、辺境が固められ、いたるところ生き生きとした機運がみなぎっている。このことをすべての中華の息子・娘はこのうえない誇りに思っている。中国人民はいままったく新しい姿で、中国の特色ある社会主義の道に沿って、中華民族の大復興に向けて大股で進んでいる。
賈主席は同時に、次のように指摘した。中国は人口が多く、経済的土台が弱く、発展が不均衡であり、近代化の実現には、なお長期にわたる厳しい努力を払う必要がある。中国は今世紀初めの20年で、十数億の人口に恩恵の及ぶより高いレベルの小康社会を全面的に建設し、経済を一層発展させ、民主を一層整え、科学教育を一層進歩させ、文化を一層盛んにし、社会を一層調和させ、人民の生活を一層豊かにすることをすでに明確にしている。われわれは障ナ小平理論と「3つの代表」(先進的生産力発展の要請、先進的文化の前進方向、最も広範な人民の根本的利益を代表すること)の重要思想を導きに、科学的発展観を深く貫き、実行に移し、引き続き思想を解放し、改革・開放を堅持し、科学的発展を促進し、社会の調和をはかる。そして小康社会全面建設の新しい勝利を勝ち取り、中国の特色ある社会主義事業の新局面を切り開くため奮闘する。
賈主席は次のように強調した。中国は引き続き平和、発展、協力の旗印を掲げ、あくまでも平和的発展の道を歩む。中国の発展は世界により多くの発展のチャンスと余地を与えることはあっても、いかなる人に脅威をもたらすこともない。中国は持続可能な発展戦略を堅持し、自国の義務を果たし、気候変動に対処するため、しかるべき貢献をする。中国はこれまでずっと製品の品質と安全を非常に重視し、大きな努力を払っており、引き続き製品の品質と安全水準をたえず高めていく。
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