輸出トマト製品の安全を保証するために、中国のトマト加工業大手である新疆中基番茄(トマト)製品公司と中糧屯河公司は16日から、農薬が基準値を超えたトマト原料の加工プロセスへの混入を共同で防ぐと発表した。「経済参考報」が伝えた。
新疆中基番茄(トマト)製品公司の党延武・副総経理は、企業が生産農家とトマト買付契約を結ぶ際に、農薬の基準値超えや禁止されている農薬を使用した場合は購入を拒絶すると規定されているものの、購入を断られた農家が他の企業に供給するのを防ぐのは難しい。このため新疆中基番茄(トマト)製品公司と中糧屯河公司は情報を共有し、不合格となったトマトを生産した生産農家のリストを相互に通報、またテレビやラジオで公表して生産農家が原料トマトの品質の安全を強化するように促すことを決定した。
党延武・副総経理は「弊社は近く世界最新の残留農薬検査設備を導入する予定だ。導入後は葉を1枚調べるだけで畑のトマトの農薬含有量を検出することが可能になる」と述べている。
「人民網日本語版」2007年8月23日 |