北京大学と日本の「言論NPO」による「第3回中日共同世論調査」の結果が17日、北京で発表された。両国関係の「破氷」と「解氷」にともない、両国間の国民感情がある程度好転したことが明らかになった。
中国の大学生と市民では、対日印象について「良い」が昨年比27.5ポイント上昇、「比較的良い」も同9.9ポイント上昇した。日本の市民と知識層では、対中印象が過去1年間で「大分好転した」は同10.2ポイント上昇、「やや好転した」は同18.2ポイント上昇した。
中日関係の現状について聞くと、中国の学生と市民では「良い」が同5.2ポイント上昇、「比較的良い」が同14.5ポイント上昇した。日本の知識層では「良い」と「比較的良い」が同11.7ポイント上昇した。中国側では「日本と聞いてまず連想するもの」として、文化・経済事象がはじめて歴史事象に取って代わった。05年と06年の調査ではいずれも「南京大虐殺」がトップだったが、今年は学生では「桜」がトップになり、「電化製品」と回答する市民も51.8%に達した。
一般の日本人にとって「中国を最も代表するもの」は、「中華料理」が61.6%でトップ、「万里の長城」が45.6%で2位だった。
「人民網日本語版」2007年8月20日 |