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北京週報の特別報道  
李局長「品質を伴わない発展は科学的な発展ではない」

 

国家品質監督検査検疫総局の李長江局長は先ごろ開かれた「四川省品質工作会議」で、品質を伴わない発展は科学的な発展ではないとの考えを示した。

この中で李局長は「品質は一国の力の象徴であり、一民族の資質を具体的に示すものでもあり、そこに一つの国と民族の精神と希望が託され、またそれを反映してもいる。品質の仕事を強化することは、国を興す道、国を豊かにする本、国を強くする策でもある。品質を重視しない民族は、希望のない民族である。品質を伴わない発展は科学的な発展ではない」と強調した。

その上で李局長は「長年努力してきたことで、わが国の経済成長方式は大きく変化したが、構造が不合理である、産業の層が低い、生産方法が遅れている、総合競争力が比較的弱い、といった状況はまだ根本的に改められてはいない。製品の質が比較的悪い、基準の水準が低い、エネルギーの消耗が多い、資源の浪費が深刻であるといったことが、経済成長方式の転換に影響を及ぼす1つの重要な要素となっている。発展に対する考え方を変え、発展のモデルを刷新するには、品質の問題をもっと優先させなければならない」と指摘。

さらに李局長は「われわれはすでに世界の貿易大国に身を置いているが、貿易強国というにはまだまだだ。その根本的原因は、製品の質的競争力が弱い、ハイテクを駆使した、高付加価値で国際的知名度のあるブランドに欠けているところにある。外国の技術面での障壁が絶えず強化されるに伴って、品質問題による貿易摩擦が頻発し、製品の差し押さえや返却、賠償請求、処分などが常に起きている。こうした苦しい経験は、われわれに次のようなことを教えている――より大きな範囲で、より広い分野で、より高い層で国際競争に参与したければ、経済のグローバル化が進む中で主動性を勝ち取りたければ、『品質で勝利する』という戦略的意識を確立し、品質の仕事を経済発展の全過程で貫き、厳しい試練に耐えた品質を絶えず経済発展のための『強壮な筋骨』として位置づけ、より多くの『中国製造、世界ブランド』を育成して、品質強国への道を歩んでいかなければならない」と強調した。

また李局長は「品質は大衆にかかわり、民生に関係し、庶民の健康と安全と緊密な関係がある。長年にわたり、わが国の品質の全体的水準は絶えず向上してきた。だが、製品の質、サービスの質、工程の質による不調和な問題がたびたび起き、また品質問題にかかわる道徳基準や行動規範の欠落が相次いで発生して、庶民の生命や健康、安全に危害が及び、社会的反響が強まっていることにも目を向ける必要がある」と指摘。

最後に李局長は「品質問題は経済発展に対する重大な戦略的な問題にとどまらず、社会の調和にかかわる重大な政治的な問題でもある。経済社会が良好かつ急速な発展をとげるならば、『品質で勝利する』ことを、その発展に向けた重大な戦略的措置として着実に実行していかなければならない」と強調した。

「北京週報日本語版」2007年8月17日

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