「日中文化・スポーツ交流年」の一環として、日中友好協会と中日友好協会や共催の「世界へとどけ平和への歌声in北京」を主題とする歌手アグネス・チャンのチャリティーコンサートが9月25日、中国の人民大会堂で開かれる。コンサートの収益金はユニセフに寄付するという。
東京華僑会館で開かれた記者会見で、アグネス・チャンは「人民大会堂で開けるとは夢にも思わなかった」「秋の北京は一番美しい」と、日本から多くの人たちが参加してくれるよう呼びかけた。
主催者を代表して酒井誠・日中友好協会常務理事が「両国の国民は日中が『近くて近い国』になることを願っているが、アグネス・チャンは心と心をつなぐ懸け橋にぴったり。支援と支持をお願いしたい」とした。
コンサート制作は中日両国のスタッフが協力して進められたもので、三味線や琴など日本の伝統楽器も取り入れる。また、中日友好を祈願する平和式典も開催する予定。
アグネス・チャンは、1972年に17歳で香港から来日。現在は、日本ユニセフ協会大使など多方面で活躍している。中国でも「原野牧歌」などのヒット曲で知られ、85年に北京首都体育館でコンサートを開いたことがある。
「北京週報日本語版」2007年8月6日 |