北京は五輪開催時の食品の安全を確保するため、29日から「スポーツ競技食品安全監視ネット」を起動させた。ネットは年末まで運営する。
競技を行っている際の食品の安全を確保するため、北京市食品弁公室は監視の対象とする区域を画定した。78カ所の競技施設、110軒の指定ホテルの周辺、81本の選手が通過する道路、4本の競技場へ通じる道路、五輪期間管轄区域内の重要な街路、学校やその周辺200メートルの範囲内、重点観光地、ショッピングセンターの周辺200メートルの範囲内、都市と農村の境界地帯、外来住民が集中する地区などが対象だ。
同弁公室は「栽培・養殖業者や食品製造・加工メーカー、食品の卸売市場、チェーン系列のスーパー、ショッピングセンター内の食品売り場、各種の飲食企業とくに小中規模企業の監視を強化する。また野菜・果物、肉製品、米、小麦、食用油、豆製品など6大食品のほか、水産物や乳製品、飲料、冷凍飲料、輸入食品、パッケージ食品、食品の原材料、食器の品質についても検査・監視体制を強化する。安全制度の要求を徹底しない企業に対しては、行政処分で最も重い処分を科す」と強調している。
「北京週報日本語版」2007年7月31日 |