「友好の未来を伝承する」では、合宿セミナーに参加した日中の青年の代表が感想を語った。 青年活動に3回参加し、今は在中国日本大使館に勤める岡田勝秘書官は「昼間は会議室で政治や経済などさまざまな問題について討論し、夜になるとそれぞれの部屋に戻った。1部屋5~6人で、大学を卒業してから数人と寝起きを共にする機会はほとんどなかったので、非常に愉しかった。お酒を飲みながら、人生観や価値観、結婚相手の条件など、若者が関心を持ついろいろな話をしたものです。そこで多くの問題では国境はなく、みんな同じだということに気づきました。同時に、一部の問題では深く議論すると、中日の間で考え方に違いがあることも分かりました。例えば、時間の観念ですが、中国の人は常に50年は変わらないとか、100年は揺れることはないとか言いますが、日本人は、今年はどうかとか来年どうか、と言うのが習慣です。中国人は日本人よりも先を見ていることを感じた」と語った。
最後に、全国青連の倪建副秘書長が「中日青年友誼計画」の実施状況について総合的に評価するとともに、この計画をさらに完備させ発展させていきたいとの期待を示した。倪氏は「今後、民間交流におけるこの活動のもつ独特で重要な役割を絶えず強化していくべきだ。青年の交流の重点は青年と交流であり、研修と交流を並行して進めていくとともに、合宿やホームステイ、座談会、交歓会など実際的で効果のある交流を引き続き推進していく必要がある。今年から中日両国はさらに大規模な青少年交流活動を展開することにしているが、この計画の成功は非常に参考になる」と強調した。
「中日青年友誼計画」は20歳の誕生日を迎えた。20歳は中国の伝統的な言い方では「弱冠」、日本は「成人」だ。どちらも1つの共通した特徴がある。最も青春の活力に満ちあふれた時、ということだ。
「北京週報日本語版」 2007年7月4日
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