続いて、 「風と月は天を同じくし、共に未来を結ぼう」をメインテーマに来賓によるパネルディスカッションが行われ、これまでの友誼計画の経験や回顧、将来の展望などについて意見を交換した。
光陰矢のごとし。だが、素晴らしい思い出と深い友情はむしろ歴史的な一瞬に永遠に刻まれるものだ。「国境を越えた家族愛」では、ホストファミリーの代表として松本健二夫妻が来賓として出席。青海省のニマゾンマさん(チベット族)は10年前に松本家に宿泊し、ずっと感謝の思いを抱いていたが、仕事の都合で出席できず、娘のバイマウェンマオさんに直筆の手紙とプレゼントを託した。手紙には「私は、私たちの娘と両国の人びとの次の世代が友好を受け継いでくれるよう心から望んでいます」と書かれていた。松本夫妻は当時、ニマゾンマさんからもらった贈り物、バイマウェンマオさんが9歳のときに描いた絵を持参。司会者に「この絵を覚えていますか」と聞かれると、彼女は愛らしく頭を振り、会場に笑い声が起きた。
松本夫妻は今もこの絵を家に飾っているという
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