中国国務院新聞弁公室主任の蔡武氏は6月11日北京で、中国訪問中の日本共同通信社代表团と会見した。代表団の団長、共同通信社社長、石川聡氏との会談の中で、蔡武氏は、中日両国のメディアが協力、交流を強化し、両国の国民に確実で全面的な情報を伝えることで、両国国民の相互理解と友好的感情を育てたいと語った。
また、中日関係の発展において、両国のメディアは情報を伝え、文化交流を展開する責任を負っている。過去数十年間、両国の主流メディアは中日関係の健全な発展および両国人民の友好交流の面で独特な貢献をしてきたと述べた。
そして、今年は中日国交正常化35周年に当たる年であり、中日文化スポーツ交流年でもある。共同通信社代表団が今回の訪中期間に、中国社会の各界と幅広く接触し、中国の実情をより深く理解し、これを日本の国民に正確かつ全面的に紹介することで、両国国民間の友情を促進する積極的な役割を果たしてもらいたいと希望した。
石川聡氏はこれに応えて、「共同通信社が多くの加盟社や新聞社とともに訪中したのは今回が初めてである。これは日本のメディアが日に日に進歩している中国の変化に興味を示し、日中友好関係を高度に重视していることの表れである。日中両国の互恵協力、共同発展をはかるための重要な一環として、代表団は中国での見聞を日本の国民に正しく伝え、これによって、両国国民間の相互理解を深め、日中関係を改善したいと思っている」と語った。
「北京週報日本語版」2007年6月13日 |