丸紅はこのほど、不動産・金融事業を手がける香港財閥の新華集団と共同で、中国天津市で大規模な複合開発施設を開発する。総事業費は約130億円で、丸紅が新華集団傘下の特別目的会社に30%出資する。
今回の開発事業は、天津市の中心区に位置する和平区の中央部の面積1万2440平方メートルの土地に、分譲住宅は156戸、商業施設、オフィス・サービスアパートなどを建設する計画で、総延べ床面積は9万8090平方メートル。
マンションと商業施設の第1期工事は2007年8月に着工、2009年6月完成。オフィス、サービスアパートメントを含めた第2期工事は 2009年7月着工、2011年9月竣工の予定。
天津において日系企業による不動産の開発は初めて。丸紅は1985年に他社に先駆けて上海で不動産開発事業に参入してきた。今後も経済発展に伴う不動産需要の増加をにらみ、中国他都市での不動産開発にも展開していく。 |