北京市第一中級人民法院(地裁)は29日、国家食品・薬品監督管理局の元局長、鄭筱萸被告に対し、収賄罪による死刑および政治的権利の終身剥奪、個人の全財産没収を言い渡す一審判決を下した。「玩忽職守罪」(国家公務員による職務怠慢・背任の罪)の懲役7年と収賄罪をあわせての上記判決となった。
以下は判決内容。
16日の公開審理時に提出・確認された証拠により、1997年6月から2006年12月まで、鄭被告は国家医薬管理局局長、国家薬品監督管理局局長、国家食品・薬品監督管理局局長の地位を利用して、要請を受けて製薬8社に薬品・医療機器の審査・認可で便宜を図り利益を得たことが認められた。上述の企業責任者から受けた金品は、直接または妻や子を通じて複数回にわたっており、総額649万元に上る。受け取った賄賂の額や経緯は非常に重大なものである。また「玩忽職守罪」についても、国家と人民に大きな損失を与えており、経緯は非常に重大であり、法によって上述の判決とする。
「人民網日本語版」2007年5月30日 |