中日両国は「一衣帯水」の隣国として、民間の付き合いと交流をいっそう拡大する面で「天の時、地の利、人の和」という優越した条件を備えている。ここで言う「天の時」は平和と発展が時代のメーンテーマとなり、経済のグローバル化と地域経済の一体化が時代の潮流になり、環境汚染などの非伝統的な脅威が日増しに両国の共通の安全における関心事となっているなどを含んでいる。「地の利」は両国が地理学的位置が非常に近く、みんなが行き来することが便利で、旅行も「時差」に苦しむことを必要とせず、モノの輸送も長い海のルートにおける安全問題を懸念する必要はないことを指している。「人の和」は東方の国としての中日両国がすべて儒家の文化を尊び、それに儒家文化は非常に「和」と「信用」を強調し、「和」と「信用」という儒家の思想にのっとって、中日両国国民はかつて友好的に2000年余りも付き合ってきた。最近来訪した日本の政治家が述べたように、「政治分野における交流とトップの信頼感は非常に重要なことであり、国民のレベルでの交流も非常に重要である。『百聞は一見にしかず』。両国の国民、特に若い人たちは相手国をより多く訪問し、その国の真実の状況を知り、十分に相手を知り、理解しなければならず、これは日中関係の基礎である。」「トップと政治家レベル」と「国民レベル」の相互交流を両方から同時に推進することを通じて、人々は中日間の「信頼文化」が必ずや育成され、発展をとげ、深化することができ、両国が必ずや「言は必ず信あり、行は必ず果あり」、中日関係に関する3つの政治文書の原則を堅持し、歴史を戒めの鑑とし、明るい未来を迎えるであろうと信じる。
「北京週報日本語版」 2007年3月30日
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