中日国交正常化35周年、そして劇団銅鑼の創立35周年の年に当たって、日本の劇団「銅鑼」による『センポ・スギハァラ』(中国での演目名:杉原千畝『生命的査証』)は3月18日から30日まで、北京、上海、杭州で公演される。
日本の著名な作家・演出家の平石耕一氏が日本人外交官・杉原千畝氏の実話をもとに創作した同ドキュメンタリー演劇は、第二次世界大戦中、ナチスに追われて逃げ延びたユダヤ人たちがソ連併合寸前のリトアニアの首都・カウナスにやってゆき、第三国に逃げるため、必死でビザを求めていた。当時リトアニア領事館の領事であった杉原千畝氏は、人道的な立場から独断で彼らに日本ビザを発給、6000人の生命を救った話である。
『センポ・スギハァラ』は、1993年のリトアニア公演に続き、1998年ニューヨーク、2001年ポーランド、2003年韓国、2004年アメリカでも上演、国内・海外合わせた通産上演回数は800回を越え、好評を得ている。今回の中国公演は「銅鑼」の念願である。
公演日程
【北京公演】 日時:3月18日(日) 3月19日(月) 場所:海淀劇院(北京市海淀区海淀路84号)
【上海公演】 日時:3月25日(日) 3月26日(月) 場所:上海話劇芸術中心(上海市安福路284号)
【杭州公演】 日時:3月29日(木) 3月30日(金) 場所:浙江児童芸術中心(杭州市湖墅路136号)
「北京週報日本語版」2007年3月21日
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