日本の大手洋菓子メーカー・不二家が消費期限切れの牛乳を使用したシュークリームを販売していた事件について、中国不二家(杭州)食品公司は24日、北京で公開説明を行い、中国市場には問題の商品は入っていないとした。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
同社は24日、浙江省検験検疫局など5部門の最新の検査報告を公表し、結果は全て合格だった。江顕堂・副総経理(副社長)によると、今回の事件は洋菓子を製造する日本の不二家の洋菓子事業部によるもの。中国で販売される輸入製品は全てアメ菓子やチョコレートを製造する菓子事業部からのものであり、両者は関連がないという。不二家は中国にシュークリームを輸出したことはなく、問題はない。しかし、同社はビスケット、パイ、キャラメルなどの輸入を一時的に控えており、不二家本社がこのほど設置した生産対策管理委員会が直接責任を負う。日本政府が認可・委託した、独立した検査機関が不二家を調査しており、今月末には結果が出る見込みで、合格であれば、中国市場でも一部の輸入製品の販売を再開するという。
「人民網日本語版」2007年1月25日
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