五輪安全警備部門は、安全関連施設と競技施設について計画と設計、施工、検査、使用を同時に進める理念を提起した。また、北京にある30の競技場とオリンピック村、プレスセンター、国際放送テレビセンターの安全警備関連システム設計に関する要綱と、「五輪競技場の安全警備システムの整備に関する入札書」を策定。国際オリンピック委員会の安全担当委員は「これは北京の創造的な試みだ」と評価する。
特殊部隊の訓練
五輪の安全警備に向けて北京特殊警察総隊が編成された。隊員数は約800人、平均年齢は26歳。北京市公安局の刑事捜査部門と巡回警備部門所属だった特殊警察、暴動防止鎮圧警察からなる精鋭部隊だ。国家公安部の指揮下で、省・自治区・直轄市にまたがる暴動やテロ、重大な突発的事件などを処理にあたっている。
また、北京市のテロ対策の枠組みとして、特殊警察総隊は「大規模テロ襲撃事件の処理案」や「人質誘拐事件の処理案」「反テロ活動協調グループの緊急指揮に関する暫定規定」などを策定した。
暴動や誘拐事件に対応するため編成された「特殊部隊」は、すでに実戦訓練を開始したといわれる。また五輪開催中、「特殊狙撃手」30人が市内に配置され隠密裡に行動するという。
特殊警察総隊は編成後、これまでに約2000回にわたり重要なイベントや祝祭日の警備、突発的事件の処理に隊員延べ7万人、車両同6000台を出動させてきた。また、海外の警察当局とも反テロや暴動鎮圧などで数度にわたり合同演習を実施。2003年からは数百名の隊員を数回に分けて英国、ドイツ、オーストラリア、カナダなどに訓練のため派遣している。現在、空中特殊警察部隊と女子特殊警察部隊も編成中。
北京市は約5億元を投じて特殊警察部隊に先進的装備を配備することにしている。
「北京週報日本語版」
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