第20回中国「国際科学・平和週間」が9日、北京人民大会堂で開幕した。開幕式で中国宋慶齢基金会の胡啓立主席が活動組織委員会を代表して、四川ブン川地震救援に参加した日本、韓国、キューバ、フランス、ドイツ、イタリア、インドネシア、パキスタン、ロシア、シンガポール、イギリスの11カ国の国際救援隊に「国際平和友誼記念メダル」を授与した。全人代常務委員会副委員長、農工党中央主席を務める桑国衛氏は開幕式であいさつをし、次のように述べた。
中国の改革と発展はカギとなる段階に入っている。中国が自らの発展の目標を達成するには平和で調和のとれた国際環境を必要とし、世界の発展も平和で調和のとれた国際環境を必要としている。今回の「国際科学・平和週間」のテーマである「科学平和、和諧発展」はまさに科学と平和の観念をPRし、「和諧社会」、「和諧世界」の構築にわれわれの力を捧げるためである。
20年前、国連は毎年11月11日にかかる週を「国際科学・平和週間」とし、加盟国が科学の精神を発揚し、国際的な安全を守り、平和と発展を促すよう呼びかけることを決めた。中国の「国際科学・平和週間」の開催は1989年から始まり、社会と国民から広く歓迎されている。
今回の「国際科学・平和週間」は中国宋慶齢基金会、中国社会活動協会、中国国際友誼促進会など37団体の共催で行われ、全国科学普及宣伝展、貧困救済、医療衛生相談、福祉の夕べ、世界児童の平和を呼びかける旗の絵展覧など、多くのイベントが行われる。
「北京週報日本語版」2008年11月10日 |