四川臥竜にある中国ジャイアントパンダ保護研究センターの責任者は10日、今回の大地震でこれまでのパンダ屋舎が大きく破損され、安全のため、臥竜の保護区内に新たにジャイアントパンダ園を建設する計画であることを明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同センターの李徳生副主任は10日、次のように語った。
臥竜地域は、比較的高地でかつ湿潤であり、ジャイアントパンダの主要な食物の成長に十分適しており、新たに建設されるパンダ屋舎区、そのパンダ園はこれまでどおり臥竜の自然保護区内につくり、園内で飼育されるジャイアントパンダは臥竜から出すことはしない。
ジャイアントパンダ園の新たな選定地の基準として、一つに安全面、二つに気候面が考慮されることとなっている。現在、専門家チームが臥竜全体の再建計画を立てており、パンダ園の地区選定はその中の重点項目となっている。
「人民網日本語版」 2008年6月11日 |