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交歓の夕べ 一面歓喜の海原

 

10月1日夜、人々は天安門広場に打ち上げられた花火の視覚的な驚きに酔いしれたが、その時に、そっと放たれた環境保護用の花火が北京の皓々と輝く月光のなかで大自然に笑顔を添えた。

花火を打ち上げた熊猫烟花股份有限公司は北京五輪の閉幕式での「紙屑がない、残りかすがない、刺激臭がない」という最高の環境保護レベルを採用。圧縮空気を火薬の代わりにし、電磁バルブで圧縮空気を制御しながら打ち上げることで、濃厚な煙や刺激臭といった汚染につながる難題が解決された。

周知のように、花火打ち上げは天安門広場の交歓の夕べではまさに「重鎮」。国慶節60周年の花火打ち上げは北京五輪の開幕式で視覚特別効果総監督を務めた蔡国強氏が担当した。芸術的な表現方法や形態、規模でいずれも刷新。33分におよぶ打上げで初めてバックミュージックを採用し、音楽と花火が奏でる喜びの雰囲気を創り上げた。広場中央の「スクリーン花火絵画」を中心に、空中に国慶節を表す「60」の数字や平和のハト、笑顔などを表現し、天安門城楼を囲むように高・中・低空の花火を上げるなど、花火で祝典を盛り上げる機能が余すことなく発揮された。

特筆すべきは、7カ月余りかけて作製した「スクリーン花火絵画」だ。中国水墨画の写意と絢爛激情の花火が一体化されたもので、広場中央の4028人が織り成す「光の立方体」(各「発光樹」のLED管はコンピューター操作を通じて7種類の色に変換でき、「樹」の高さも変え左右に揺らすこともできる。出演者の「樹」の下に立ち、監督の指示に従い、手にした道具で「発光樹」に合わせて踊る)と互いに呼応。コンピューター制御の下、30数万発の花火が「筆」となって、長さ80メートル、幅25メートルのスクリーン上に3次元の動画効果をもつ「美しい国土」や「麗しい家庭」「雪国の天路」を描き出す。

天安門広場で打ち上げられた高・中・低空の花火は2万676発、仕掛け花火などは合わせて焼く2万1セット。花火の使用総量は北京五輪の開幕式の2倍。打ち上げ場所は天安門広場、天安周辺、建国門から復興門までの通りの16の区・県に合計99カ所設けられた。

「花火は非常に精彩がある。国慶節当日に天安門広場で見られたことは自らを研鑽すること、さらに栄誉でもある」。景山学校7年生の張恩浩君はこう話す。ドイツの中国駐在大使も「まさに色彩の盛宴」と強調。

実際、花火打ち上げは天安門広場での国慶節交歓の夕べの一部にすぎない。北京時間8時から始まった首都各界が建国60周年を祝う夕べは100分におよんだ。序曲「私の祖国」と、「これが偉大な祖国」「私が生まれ育ったところ」「この広大の土地で」「いたるところ美しい陽光が」の4章で構成される交歓の夕べは、党と国の指導者も閉会前に広場に訪れ、市民や出演者と手をつないで踊りクライマックスに達した。

 

                   「北京週報日本語版」 2009年10月2日