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共和国の普通人
大砂漠でオアシスをつくる牛玉琴さん

  

  牛玉琴さんは60年前に陝西省定辺県のごく普通の農家に生まれ、17歳の時に靖辺県東坑鎮金鶏沙村の村民張加旺さんと結婚した。金鶏沙村は有名なモウス砂漠にあり、自然条件が悪く非常に貧しい村だ。

  約7330ヘクタールの砂漠がオアシスに

  25年前に靖辺県では農家が砂漠整備を請け負うことが奨励された。「生きていくためには砂漠化を防止しなければならない。そうでなければいつか埋まってしまう」と、牛さんは歯を食いしばって約670ヘクタールの砂漠を請け負った。この場所は「一棵樹(1本木)」と呼ばれ、ただ1本の柳が生えているだけだった。

  ご主人は21年前にガンで亡くなり、一家の大黒柱になった牛さんは更に6670ヘクタールの砂漠を請け負った。数年後に「一棵樹」は牛さん一家の手で一面の林に変わった。

  この25年に牛さん一家は2700万株の木を植え、約7330ヘクタールの砂漠がオアシスになった。この植物のカバー率が60~80%に達する「人工オアシス」は、国内外に知られる砂漠化防止のモデル地である。

 

  砂漠化防止の会社を経営

  牛さんの「人工オアシス」に植えられた木には、時折、スズメやカササギ、名前も分からない鳥の一群がやって来て、木の枝を飛び回り鳴いている。また林では野ウサギが飛び跳ね、蛇の巣もある。また林の中心では、日除けの帽子をかぶった数十人の女性が、牛さんの新たに作った約14ヘクタールの試験的な畑で、苗を育てている。

  60歳になる牛さんは1年しか学校に通ったことがないが、考え方や行動は少しも時代に遅れてはいない。牛さんが経営する牛玉琴砂漠化防止公司では取締役を務め、林業学校を卒業した息子は技術を担当。会社は毎年10人から20人を雇用し、忙しい季節には臨時に70人ほど雇って、木の苗を買うという状況から苗を売って儲け、砂漠化防止の規模と効果を拡大している。

  緑から豊かな砂漠へ

  牛さんは今、更に高い目標と長期的な予定がある。それはハイテク技術を使って高効率を追求し、砂漠を本当の「グリーン銀行」に改造することだ。去年からは砂地に40アールの温室を作り、トウガラシやトマト、インゲンなどを栽培して近代化施設の農業を始めた。

  その他にも囲って家畜を飼育する技術を学び、90匹の白ヤギを育て、栽培と飼育の循環経済を行っている。また太陽光発電で水揚げポンプを動かして灌漑し、今年は約6.6ヘクタールをテスト灌漑しているが、来年には66ヘクタールまで拡大する計画だ。

  牛さんは以下のような発展のロードマップを描いている。約7330ヘクタールの「人工オアシス」を、国内外に知られる砂漠生態観光地にする。農業、林業、牧畜業、観光業の立体的な発展、温室での野菜や果物の栽培、現代の飼育技術を利用して鶏や羊などの飼育、田舎料理店の経営、砂の彫刻、砂漠文化祭を開催して、観光客に見学してもらい果物狩りや農耕を体験してもらう。砂地を緑から豊かなものに変える。

  「チャイナネット」2009年8月25日

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