Imprimer cet article

Commenter cet article

検索
メールマガジン登録
中文 | English | Français | Deutsch | Español
ホーム 政治 経済 国際 中国と日本 記者会見 社会 文化・科学・観光 観光 スポーツ 文献・資料・法律・法規 動画 特集
南京
【出来事】様変わりした南京市内を流れる秦淮川

 

秦淮川夫子廟(王祥 撮影)

汚染退治の難問

事実上、新中国の建国以降、南京市政府は一連の秦淮川整備プロジェクトをスタートさせたが、1980年以前は、これらの整備プロジェクトは主に洪水の予防、洪水の排出、冠水の排出や水上輸送に関するものであり、「汚染の対策」は別に議事日程にのぼることはなかった。

これに対して、周暁虹博士は次のように分析している。「こうした治水は1980年前の中国の都市化と経済・社会発展の状況によって決定されたものであった。1949年以降、中国の都市は消費型都市から生産型都市へ転化し、それに水道などの公共施設の普及、住民の河川への依存度がますます低くなったことに加えて、1980年までに河川の浚渫に対する重視が汚染対策に対する重視をはるかに上回ることになった。このほか、国は工業化の拡張期にあり、河道の整備と環境保護に対する投入にはいつも多くの困難があった。」南京市環境保護局の資料によると、1980年以前の3回の秦淮川整備の経費総額は人民元1億元を上回ることはなかった。

80年代に入ってから、「汚染対策」は秦淮川整備プロジェクトの中で逐次重点となった。南京市環境保護局の資料によると、1980年初めの治水企画の中で定められた秦淮川の総合的整備の目標は「たまった水を流れるようにし、汚水をきれいな水にし、豪雨の場合にも両岸の土地が冠水することなく、舟が航行することができる」というものである。「たまった水を流れるようにする」肝心な点は飲用水の水補充工事を通じて、長江、玄武湖と内側の秦淮川の生態系用水の循環システムを形成することにある。このような変化について、周暁虹博士は、「1980年以後の改革開放は中国の都市の発展に活力を注ぎ込むことになり、消費も贅沢三昧の腐敗の象徴と見なされなくなり、観光を含む第三次産業の台頭は客観的に秦淮川の汚染状況の改善、『秦淮川景観ベルト地帯』の建設に対し要求を提出することになった。このほか、それ以後の中国経済の逐次発展も秦淮川の大規模な整備を可能性にした」と評価した。

1990年代後期いらい、秦淮川の汚染問題と対策実施過程はメディアと社会各界の広く関心することになった。2002年1月8日、南京大学の包浩生教授および南京大学の10数人の院士(アカデミー会員)、教授が名を連ねて市政府に、秦淮川景観ベルト地帯の企画、建設を速め、秦淮川(全流域)の観光を発展させることを提案した。多くの南京市民も市長、「2つの会議」(南京市人民代表大会と南京市人民政治協商会議)への提案などさまざまな形を通じて、秦淮川整備のために提言、献策を行った。2003年8月、30人のボランティアが秦淮川の源である東廬山から出発して、川岸に沿って100数キロも歩いて三叉川の長江に流れ込む河口に到着した。あわせて8日もかかった。ボランティアたちは秦淮川の両岸の環境の現状、河川の汚染の度合を調査したばかりでなく、その上道すがら環境保護の理念について広報を行い、社会で広く注目された。

公共プロジェクトの市場化運営が手本となる

秦淮川の何回もの整備もここ数年来一定の成果をおさめるに至った。2008年11月7日に閉会した第4回世界都市フォーラムで、南京市は秦淮川の環境に対し総合的整備を行ったため、国連人間居住委員会の国連人間居住グランプリ――人間居住賞の特別栄誉賞を受賞した。

国連人間居住委員会事務局長のアンナ・ティバイジュカ(Anna Tibaijuka)氏は2008年に秦淮川を実地調査した後に、「秦淮川の環境の改善は政府の財政資金、公共資源がみごとに環境整備に使われたモデルである」と評価した。公益プロジェクトの市場化運営の成功した試みとして、秦淮川整備プロジェクトは都市の建設・管理に有益な啓示と参考とする経験を提供するものとなった。

南京市建設委員会主任の陸平貴氏は、「在来の考え方によれば、水環境整備などの公益プロジェクトは政府が出資して建設するべきであるが、地方の現在の資金力と管理モデルによれば秦淮川整備プロジェクトの投資と建設を支えることは難しい。そのため、南京市は投資・融資体制の改革と革新を深化させ、都市資源の配置を最適化させることによって、公益プロジェクトの市場化運営の新しいやり方を探し当てた」と語った。

それによると、2002年以降、秦淮川整備資金のかなり部分は資金調達の形で入手したものである。プロジェクトは法人責任制を実行し、南京市都市建設グループによって作られた秦淮川建設開発有限会社を主体として、整備プロジェクトの資金調達、建設、管理及び運営を担当することになった。このやり方は都市の公共プロジェクト建設の新しいモデルを作ることになり、政府部門を繁雑なプロジェクト建設事務から抜け出させ、建設コストと管理費用を引き下げ、プロジェクト建設の効率を高めることになった。そしてプロジェクト担当会社は市場化運営の中で、政府の優遇政策と特別許可経営権を利用して、資金調達のプラットフォームを構築するとともに、プロジェクト建設の公開入札募集と応募を通じて、プロジェクトの管理を強化し、質を向上させ、プロジェクトのスムーズな実施を確保した。

「10年前には、もしある人が夫子廟に行って観光し、秦淮川の遊覧船に乗ったということを耳にしたならば、私はその人がおカネを使って汚水溝の舟に乗った愚かさをあざ笑うことになるかもしれない。今では、もし友だちが南京に来て観光するなら、私はまず友だちに秦淮川の画舫というきれいに飾られた舟に乗って、かいの音とともし火が見える秦淮川の舟遊びを体験することをお勧めする。秦淮川が変わっており、私達の都市、私達の生活も変わっており、これまでの道は曲折したものであったが、変われば変わるほどすばらしいものとなっている」と陳樺さんは語った。

「北京週報日本語版」2009年9月22日

   前のページへ   1   2  

北京週報e刊一覧
 
トップ記事一覧
インフレは依然、経済最大の潜在的懸念
「タイガーマザー」論争、どんな母親が優れているのか?
中国、水利整備を加速
現代中国事情
中国の地方概況
· 北京市  天津市 上海市 重慶市
· 河北省  山西省 遼寧省 吉林省
· 黒竜江省 江蘇省 浙江省 安徽省
· 福建省  江西省 山東省 河南省
· 湖北省  湖南省 広東省 海南省
· 四川省  貴州省 雲南省 陝西省
· 甘粛省  青海省 台湾省
· 内蒙古自治区
· チベット自治区
· 広西チワン族自治区
· 新疆ウイグル自治区
· 寧夏回族自治区
· 澳門特別行政区
· 香港特別自治区
中 国 中国事実と数字
中国のチベット
事実と数字2005
中国を透視する
その一問一答