“養豚業の発展に力を”
内郷県のもう一つの代表的な産業は、大規模な養殖業だ。去年、中南海で温家宝総理の会見を受けた「ブタ飼い」の秦英林さんは同県馬山口鎮河西村の人だ。
1985年、秦英林さんは河南農業大学の牧畜学科に合格して大学生になった。1989年に卒業後、南陽市のある食品会社に配属された。翌年、ほとんどの農民が夢にまで見る都会人の生活を過ごし始めた彼だが、1992年秋には、妻とともに郷里の河西村に戻って、「ブタ飼い」になった。1993年6月、それぞれ鄭州と南陽から22頭の良種のブタを買って飼育を始め、今や、種ブタ10万頭、脂肪の少ない商品用のブタ50万頭を飼育するまでの規模に発展してきた。
大規模な養殖によって豊かになった農民は、秦英林さんだけではない。内郷県では、養豚は非常に普及しており、「大規模な養殖を発展させ、収入を増やそう」とのスローガンがよく見られている。
08年、馬山口鎮だけでも大型養豚場が16カ所新設され、ブタの出荷数は21万頭増えた。内郷県も国に養豚大県として指定され、大規模養殖の比率は90%にも上っているという。
農民の所得が増えるとともに、政治的素質も向上している。
「高齢者を大切にし、女児を愛護しよう」
「北京週報日本語版」2009年9月11日 |