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60年の成果
スローガンから見た中国農村の変化⑤

  

     “国に十分納め、集団に十分残し、余った分を自分に”

  1978年の秋、取り入れが終わった後、貧しさの余り、物乞いに出るつもりだった安徽省小崗村の18人の村民は、投獄される危険を冒して、こっそり、ある協議書を結んだ。集団の土地を各世帯が請け負い、農民が自主的に栽培する品種を決め、請け負う土地の多少によって国と集団に一定の税金と積立金を納め、余った分を自分に残すという内容の取り決めだった。

  のちに世帯生産請負責任制と呼ばれるようになったこの制度は、1年後、小崗村に驚くべき変化をもたらした。翌年秋の取り入れの時、この村は、20年余りにわたって続いてきた国の救援用食糧を食べるという歴史を終結させただけでなく、国に約3200キロの食糧を納めたのだ。小崗村の成功で、世帯生産請負責任制が中国の農村でだんだん広がっていった。

  1982年1月1日、中国共産党は初めて農村の活動について1号文書を出し、世帯生産請負責任制がこの文書で確認された。

  齊保東さんは、何年のことだったかはもう覚えていないが、夏の取り入れが終わったある日、顔料が入った桶を持って、前楼村大隊の壁に「11期3中全会の精神を真剣に貫徹し、世帯生産請負責任制をりっぱに行おう」とのスローガンを書いたことはまだはっきり覚えている、と言う。

  その後、前楼村大隊の責任者は村民会を開き、上級の政策を伝達した後、農地を請け負う気がない農家はいるか、と聞いたが、結局、その気のない農家は一戸もなく、農民は自分のことを自分でやることを望んだ。

 
「農民負担の復活厳禁」

  そのころ、農村でよく見られたスローガンは“国に十分納め、集団に十分残し、余った分を自分に”というものだ。

  その年、賈清傑さん一家は請け負った0.6ヘクタールの畑で小麦1500キロ余りを取り入れ、うちの450キロを国に納めた後、残った1000キロで家族の食の問題を解決した。

  「余った食糧を糧食管理所に売ることができ、そのお金で生活用品と化学肥料を買った」と賈清傑さんは言う。

「北京週報日本語版」2009年9月11日

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