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中国とゆかりのある日本人
日本語教育の権威 留学生の知己

 中西教授は高校で国語を19年間教えた後、93年に外国人留学生に日本語を教える道へと転身。神戸大学、神戸YMCA学院、神戸学院女子短期大学などで講師、教授を歴任し、主に中国人留学生向けの中・高級日本語課程を担当したほか、大阪YMCA専門学院と神戸YMCA専門学院で日本語教師を養成する講師を務めました。研究熱心で、仕事を大切にし、加えて豊かな経験を生かすことで、留学生への日本語教育・指導で独自色を打ち出しました。

中日両国は漢字を用いているため、中国人留学生にとって日本語学習は便利なところがある反面、難題、即ち、日本語を学ぶ場合に注意が多少でも足りないと、漢字で日本語の文章を判読しようとして、漢字がもたらす誤りに陥りやすいことがあります。中西教授はこうしたことから、中国人留学生を対象にした一連の教育方法を検討、編み出しました。教授は「中国人が日本語を学ぶ際には、常に自らに『自分は日本語を学んでいる』のだということを自覚させる必要がある。でなければ、知らず知らずのうちに中国語で考え、理解するようになってしまう。日本語の漢字を理解するのだという意識を持たせるには、日本語の当用漢字と中国語の漢字との差異を詳細に観察しなければならない」と話しています。教授は読んだり、書いたりと、実践を第一にし、そして徐々に日本語で考えるようにさせることが必要で、ただ読んで分かるだけではいけない、と提言しています。そのため教授は、主に中国人留学生を対象にした日本語テキストを編集。教室で試用されると、留学生の多くが分かりやすいと感じるようになり、しかも深く突っ込みながら簡単にまとめる講義方法も、高い評価を得ました。

日本の各大学は84年から中曽根内閣が10万人の留学生を受入れる計画を提起して以降、絶えず留学生募集を拡大しており、08年の統計では、在日留学生総数は12万近くに達し、そのうち一衣帯水の中国からの留学生が約70%を占めています。07年には福田内閣が、再び30万人の留学生を受入れる壮大な計画を発表。神戸大学は時代の流れに沿って、93年4月に留学センターを開設、00年には使用面積150平方メートルの留学生センタービルを建設しました。現在、神戸大学で学ぶ留学生は1044人を数え、中国人は481人とそのほぼ半数を占めています。中西教授は00年に同大学留学生センター長、05年にセンター長となり、同センターの指導的な仕事を担っています。留学センターには19人の専任の教職員がおり、留学生の交流推進、日本語と日本概況の教育、留学生の相談・座談などを担当する部署があります。神戸大学は兵庫県内で知名度の最も高い国立大学であることから、留学生センターは全県の留学生と日本の学生との交流事業の推進も担っています。

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