商談会と海西区とのかかわり
商談会開催と海峡西岸経済区(以下「海西区」)建設という二つの異なる概念は一見すると何も関連がないように見えるが、実は、両者の間には相互推進と相互促進の役割が存在している。
商談会が大いに発展することは、海西区建設の推進に積極的な役割を果たしている。国務院が先ごろ公布した『福建省海峡西岸経済区建設の加速を支援することに関する若干の意見』は、海西区建設加速に対する国の切実な期待を表している。商談会のホストおよび主催都市として、福建省と厦門市は従来から商談会の発展を非常に重視している。対外開放は福建省の重要な強みであり支えである。海西区建設という戦略的構想はほかでもなく、対外開放を最重要目標にし、福建省の特色をつかんだものである。年に1回開催される商談会は、福建省が対外開放をさらに拡大し、対外開放のレベルを高める重要なプラットフォームとなっている。それは全国の発展という大局に奉仕するとともに、海西区建設をも力強く推進することになるだろう。もう一方、海西区建設は、商談会が国際投資博覧会に向けて邁進するという発展目標を加速度的に推進するだろう。海西区建設という戦略的目標の提出と実施を通じて、福建省の今後の発展目標の位置付けが更に明確になり、福建省経済の発展空間の開拓に役立つだろう。このほか、海西区建設は両岸関係の発展、祖国の平和統一促進に役立つとともに、両岸の経済貿易協力における商談会の特色と機能を際立たせるのにも役立つことになるだろう。
「北京週報日本語版」2009年8月12日 |