8月13日と14日の2日間、馬場馬術の競技場で50歳以上の男子、女子選手らが貴族の正装を身にまとい、帽子をかぶって、競技場で人馬一体となったテクニックを披露し、現場の何万人もの観客に、真の「馬術のバレエ」とは何かを見せてくれた。
67歳の“寛おじいさん”は最年長者
統計によると、今大会の馬術競技に出場した選手47人の中で50歳以上の選手は7人、40歳以上は22人、1970年代生まれの選手は16人、1990年代以降の選手は1人しかいないという。日本の選手、67歳の法華津寛は今大会の最年長選手となっている。同様に58歳の日本の女性選手、八木三枝は、今大会の最年長女性選手となっている。
日本のメディアに“爺の星”と呼ばれる法華津寛の愛馬“ウィスパー”はバナナが好きな11歳の牝馬だ。
法華津寛は厳粛でまじめなお年寄りで、「彼は毎日、練習場で練習し、ある時は朝7、8時から、ある時は夜遅くなってから練習に来る」と語る厩舎のスタッフは、軽々しくしゃべったり笑ったりしないこの日本の老人に深い印象を残している。
「自らの練習スケジュールがあり、毎日これに従って練習を行っている」。取材を受けた法華津寛は若者のような身なりで、足取りも軽くしっかりとして、少しも老人くさいところがなく、後ろ姿を見れば、彼が北京五輪に出場した最年長選手だとは誰が想像できるだろうか。
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