中国共産党第18回全国代表大会の広東代表団は11月9日午前、北京の人民大会堂の広東ホールで第18回党大会の報告について討論を行った。第18回党大会の代表、広東省委員会書記の汪洋氏は、日本のNHK広東駐在記者の中日関係に関する質問に対し、日本政府が当面の中日間の紛争を正確に対処することを望むと答えた。
汪洋氏は、「歴史上で発生した抗日戦争の時期においても、当面の多くの問題に直面する時期においても、中日両国民の間の友好は長期にわたるものである」と話した。
また、具体的に例を挙げ、次のように述べた。鑑真和尚が日本に渡ったことで、日本の多くの面は中国文化の影響を受けた。孫中山先生(孫文)は革命のもっとも困難な時期に日本で支援を受け、多くの日本の友人は満清封建統治を覆すのに貢献した。同様に、日本の多くの友好人士も中国を訪れており、双方の友好には悠久の歴史がある。
汪洋氏は、「民衆の間にはこのような長期にわたる友情があり、日本政府が中日間の紛争を正確に対処し、適切な態度をとることができれば、両国間のこのような歴史的な友好は期待できると思う」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年11月11日 |