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北京週報>>中日関係>>評論  
中日関係改善の重責は日本経済界にある

 

中日関係を研究する学術関係者は、中日の間でいずれかの時に何らかの事件が発生し、中日関係の歴史における悲劇が再演されることを基本的に予測していた。とはいえ今、悪化を続ける中日情勢を転換させられるほどの重量級の人物は数えるほどしかおらず、日本の経済界のリーダー豊田章男氏はその中の一人だといえる。(文:商務部国際貿易経済協力研究院の金柏松・研究員)

▽トヨタ自動車への影響

かつて小泉純一郎氏が日本の首相になった時に発したスローガン「改革なくして成長なし」は日本中に響き渡った。小泉氏は政権担当中に改革を大幅に進め、日本国民に幅広く指示された。小泉氏は首相であった期間に、中日関係の「政冷」については逃れられない責任があったが、「経熱」については目立った功績があった。当時、日本政府は主に中国産の農産品3品目(ねぎ、シイタケ、い草)の輸入を制限する「貿易救済措置」を取り、中国政府の強い反発を招いた。当時の日本経済団体連合会(経団連)の奥田碩会長(元トヨタ自動車会長)は、小泉首相に面と向かって提言した。その後、日本政府は困難であることを理解して退き、保護貿易主義的措置を放棄した。こうして中日両国の経済関係は長足の進歩を遂げただけでなく、日本経済は中国からの外需に頼って崩壊を免れ、泥沼から脱し、7年に及ぶ成長を実現することができた。

今や日本の主な企業家は、日本経済が一触即発の大きな危機を回避し、長年にわたる苦境から脱するための道は、やはり中国にあって日本にはないことをほぼ理解している。引き続き中国という要因をよりどころにして、改革を進めれば、日本経済は劣勢を跳ね返すことができる。日本の政治に影響を与えられるのは誰か。豊田章男氏がその答だ。日本経済の精華であり精鋭部隊は自動車産業だからだ。日本の自動車産業はこれまでずっとトヨタを手本にしてきた。日本経済もトヨタを手本にしてきたと言っても言い過ぎではない。豊田章男氏は政界に影響を与えうる資格を備えており、ルートも人脈も豊富だ。

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