外交部(外務省)の洪磊報道官は5日の定例記者会見で「釣魚島とその附属島嶼(日本名・尖閣諸島)は古来中国固有の領土だ。中国はこれについて十分な歴史的、法的根拠を有する。釣魚島は中国人が最も早く発見し、命名し、利用した。遅くとも明朝の時には中国の海防管轄範囲内にあった。一方日本は1895年の甲午戦争(日清戦争)時にはじめて釣魚島に対する主権を主張し、かつ不法な手段によってこれらの島々を窃取した。いわゆる釣魚島は日本固有の領土との主張が全く成立しないことは明らかだ」と厳正に表明した。
日本は中国側の度重なる厳正な申し入れを顧みず、中国側の要求に耳を貸さず、いわゆる「島購入」をあくまでも推し進め、中国の領土主権を深刻に損ない、中国人民の民族感情を傷つけた。日本は一体釣魚島問題をどこへ持っていこうとしているのかと、問わざるを得ない。
洪氏は「釣魚島とその附属島嶼に対する日本側のいかなる一方的行為も不法で無効だ。釣魚島の領土主権を守るとの中国政府の決意と意志は確固不動たるものだ。中国は事態の推移を緊密に注視しており、国の領土主権を守るために必要な措置を講じる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年9月6日
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