同氏は、「東莞市では近年、フォルクスワーゲンとゼネラル・モーターズの車種の売れ行きが好調だ。東莞市でかつて業績が振るわなかったこれらのメーカーのディーラーは、2010年より販促を強化し、販売台数が大幅に増加した。東風日産や一汽トヨタの東莞市における主動的地位を脅かすことはなかったが、日本車の覇者としての地位に多少の揺らぎが生じた。現在、日本車は再びリコールの嵐に巻き込まれており、その地位にさらなる揺らぎが生じるだろう」と語った。同氏はかつて日本車の販売を手がけていたが、近年は東莞市民も徐々に欧米車に目を向け始めているという。
業界関係者は、「これまで日本車はフォルクスワーゲンやゼネラル・モーターズの攻勢を受けながらも、成熟した販売網により、販売面では圧倒的な優勢を維持してきた。しかしフォルクスワーゲンやシボレーは、今年より販売網の構築を強化しており、東莞市におけるシェアを高める可能性がある」と指摘した。東莞市の日本車の販売網はすでに飽和状態となっており、主流ブランドの東莞市におけるディーラー数は約10店舗に達している。その一方で、フォルクスワーゲンのディーラー数は5店舗以下の水準にとどまっている。これらのブランドのディーラーが郊外で建設されれば、日本車の東莞市における覇者としての地位が脅かされる可能性もある。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年9月3日 |