中国の8月の自動車市場では、またもや集中的なリコールが発生し、日本車がその中心となった。東風ホンダのCR-V、東風日産のティアナ、一汽トヨタのRAV4等がリコール対象車となり、リコール台数も1万台を上回った。東莞市の各ディーラーは、顧客に対してメンテナンスの通知を行っており、リスク回避に向け取り組みを開始している。南方日報が伝えた。
◆人気SUVの一部がリコール対象に
一汽トヨタのRAV4は中国生産を開始した直後にも、リコールを行っていた。RAV4を購入した顧客は、今年夏の再度のリコールの知らせに対して複雑な心境を示している。今回のリコール対象車は、2005年7月21日から2008年11月28日の間に海外で生産された1万3474台、および2009年2月6日から2010年10月31日に国内で生産された14万7310台で、計16万台以上に達した。
一汽トヨタはリコール公告を発表し、「ホイール・アライメント・サービスの際に、リアサスペンションのナット部分の締め付けが適切に行われていない場合、ナットがゆるみ、サビつき、摩耗する恐れがあり、最悪の場合アームが外れる可能性もある。運転の安定性に影響し、安全を脅かすおそれがある」とした。トヨタ自動車は、リアサスペンションのナット部分の締め付け具合を検査し、ゆるんでいた場合はアームの取替えを行い、リスクを取り除く。
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