トヨタ自動車の今年上半期の販売台数は497万台に達し、ゼネラル・モーターズとフォルクスワーゲンを上回り、2年ぶりに世界一に返り咲いた。同社はまた、2012年の世界販売目標を、前年比23%増の976万台に上方修正した。重慶商報が伝えた。
トヨタの生産・販売台数は2012年より回復を始め、中国や東南アジア等の新興市場で高度成長を実現し、かつ米国市場で失っていたシェアを奪い返した。同社は2年ぶりに世界一に返り咲いた。また販売台数の増加により、同社の利益が増加している。今年第1四半期(2012年4月1日から6月30日)、同社の営業利益は前年同期比60%増の3531億円に達し、市場の予想を上回った。
◆中国市場の上半期の販売台数が38%増
中国自動車市場は2012年より成長率が減速しているが、十分な対策を行っていた一汽トヨタの上半期の販売業績は特に際立っており、上半期の販売目標を実現した数少ないメーカーとなった。全国乗用車市場情報聯席会のデータによると、一汽トヨタの2012年1-6月の販売台数は、前年同期比38%増(業界平均の増加率は2.93%)の28万8000台に達した。一汽トヨタは同時に、累計販売台数が300万台を突破した。
一汽トヨタの多くの車種が販売増を実現した。RAV4はSUV市場の代表車となり、上半期の販売台数が前年同期比52%増の6万台以上に達した。中高級車市場では、REIZの上半期の販売台数が43%増の3万5000台に達した。またカローラ(カローラEXを含む)の販売台数が世界一となり、中国市場でも上半期の販売台数が38%増の15万6000台に達し、一汽トヨタの主力車種となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年8月23日 |