東日本大震災からの観光・経済復興支援イベント「謝謝!愛と行動で美しい日本と中国の明日を」が16日、埼玉県川口総合文化センターで開催。東日本大震災復興特別委員会の委員長を務める古賀一成・衆議院議員や大畠章宏・全国土交通大臣、中国駐日本大使館の何静・文化担当参事官らが出席した。中国文化部が主管する文化一般にかかわる全国紙「中国文化報」が報じた。
中日国交正常化40周年に当たる今年、両国政府は「日中国民交流友好年」と定めており、同チャリティー公演はその認定記念事業。
公演では、中国国家話劇院院長の周志強氏が周恩来・中国元総理が日本留学時代に京都の嵐山で書いた詩「雨中嵐山」を日本語で朗読。情感あふれる朗読で聴衆を魅了した。また、映画やテレビなどで毛沢東役を20回も演じ中国でも人気の俳優、唐国強さんは三国志の中で孔明が草盧対(そうろたい)で、劉備に「天下三分」を語るくだり「隆中対(りゅうちゅうたい)」を、独特の太い声で朗読したほか、日本でも放送された人気ドラマ「三国演義」の主題歌を歌い、会場から大きな拍手が沸いた。さらに中国の人気女優陶虹さんがテレサテンの名曲「月亮代表我的心(月は我が心)」や京劇「貴妃酔酒」の一部などを披露した。
一方、日本側は、70歳で歌手デビューした玉村静一郎さん(80)が演歌を歌ったり、福島県いわき市のダンシングチームがハワイダンスを披露したりするなどして、被災者たちの元気な姿をアピールした。フィナーレでは在日中国人歌手の生志恒さんが中心となって、生さんが被災地支援のために作曲した歌を出演者全員で歌い、観衆全員が立ちあがって手拍子する中、幕が下り、最高潮を迎えた。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年7月27日
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