中国の漁業監視船隊は自国の排他的経済水域(EEZ)の巡視任務執行過程で、12日午前に波風を乗り越えて釣魚島(日本名・尖閣諸島魚釣島)周辺海域(黄尾嶼<日本名・久場島>から約22海里)で、福建省の漁船1隻への乗船検査を行い、安全な操業を指導した。
照明利用網漁法や巻網漁法が禁じられる東中国海の禁漁期間は毎年5月1日から7月1日までで、現在はすでに正常な操業が許可されている。今回の巡視活動は夏季禁漁制度の執行状況の検査、規則違反操業の取締り、正常な操業秩序の維持、漁民の生命と財産の安全の保護が主な任務だ。
漁船への乗船検査中、日本海上保安庁の巡視船が国際通信チャンネル(VFH16)を通じて中国側に呼び出しを続け、不当な妨害を行った。これに対して中国側は「われわれ漁業監視船隊は中国の管轄海域で正常な法執行活動を行っているのであり、日本側に干渉する権利はない」と厳正に警告するとともに、直ちに立ち去るよう日本側巡視船に要求した。
漁業監視船隊は11日午前2時に釣魚島周辺海域に到着。同海域での巡視活動中、中国漁船に数度遭遇した。これらの漁船は中国漁業監視船隊の巡視活動を歓迎し、合法的に操業する中国漁民を迅速かつ効果的に保護するよう求めた。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年7月13日
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