日本自動車部品工業パークの工場
「江蘇省自動車部品拠点」の丹陽市で7月2日、過去最大規模の自動車部品展示会が開催された。人民網が伝えた。
「中日提携丹陽第1回自動車部品(精品)展示会」には、日本から300人以上の関係者が訪れ、注目を浴びた。これらの関係者の一部は、丹陽市の「日本自動車部品工業パーク」での工場設立を決定しており、世界最大の自動車生産・販売国である中国でのさらなる発展を目指す。
日本自動車部品企業による中国への投資が相次いでいるが、これは偶然ではない。昨年の東日本大震災による影響を受け、日本の製造業に深刻な被害が生じた。日系企業が産業チェーンの海外移転を加速する中、自動車部品企業は産業チェーンの末端に位置するため、移転の重要性を強く感じている。
41年間に渡り自動車の生産と管理に従事した東和男氏は、「日本の自動車産業はすでに飽和している。中小部品企業は海外で投資を行わなければ、経営環境がより悪化する。私は過去7年間に渡り、中国自動車市場の重要性を主張し、日本の自動車部品企業に海外進出を提案してきた」と語った。
トヨタ自動車で中国事業を18年間担当し退職した東氏は昨年、丹陽、海寧、南通、嘉興等の都市を視察すると、丹陽で東龍日聯(丹陽)企業管理有限公司を設立し、「日本自動車部品工業パーク」への投資と管理を実施することを決定した。同パークに入居する日本の自動車部品企業の生産を管理し(原材料の共同調達を含む)、物流システムを統一することで、生産コストの削減を目指す。また現地社員の招聘と管理を担当し、日本企業の経営を支援する。
江蘇省の張衛国副省長、在上海日本国領事館の泉裕泰総領事らが、日本自動車部品工業パーク一期工事の竣工式に出席。
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