山西省から150人の乗客を乗せた初の日本行き直行チャーター便が12日早朝テイクオフ、3時間半後に大阪に到着した。中国国営の通信社、中国新聞社が報じた。
山西と日本を結ぶ初の直行便路線が正式に開通した。初就航便の座席稼働率は90%を上回った。この路線は、東方航空(東航)山西支社が2012年4月12日から運航をスタート、6日を1クルーとし、太原-大阪間と太原-静岡間を順繰りに運航する。
太原と大阪を結ぶ便名はMU7053/7054便、片道の飛行距離2393キロメートル、飛行時間は約3時間半、旅客定員154人。運航スケジュールは、午前8時30分太原発、同日午後1時(日本時間)関空着。午後2時(同)関空発、午後4時30分太原着。
太原-静岡の運航スケジュールはまだ発表されていない。
12日の初チャーター機の手配を担当した旅行社・山西宝中旅遊の董幸・副総経理は、「これまで、山西省の旅客が日本を訪れる場合、北京か上海経由がほとんどで、移動だけで丸一日かかり、大変な労力が費やされていました。今後は、旅程はぐんとスピーディで快適なものになるでしょう」と話した。
桜が見ごろの季節を迎え、旅行社大手各社が主催する日本への観光ツアーが爆発的な人気を博している。董副総経理は、「直行便の就航によって、山西から日本を訪れる旅客は、より大きな自由を持ち、より良い便宜が得られます」との見方を示した。
日本への直行便は、4月12日分と17日分の計300席が全て完売したという。た。董副総経理によると、直行チャーター便就航後、日本への旅行を思い立った山西の住民は、パスポートなど関連手続さえ済めば、航空チケットを購入するだけで、直接日本に飛び立つことが可能となったという。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年4月13日
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